「がんばり屋さん」のこころのトリセツ: こころがパンクしそうになるがフッと楽になる
ハイライト
こころで行動を止められなければ、からだの方を少しほぐしてあげましょう。
「眠れなくても別にいいや」と、おおらかな気持ちで、からだだけリラックス状態になるようにはたらきかけ、軽く目を閉じているだけで良いのです。
「自分のストレス解消法はなにかな」と考え、思いついたらノートに書くと良いでしょう。
普段から「ストレス解消法」を考えて書き留めておきましょう。
「話す」こと自体がストレス解消法のひとつだと改めて思うのです。
聴く側は、アドバイスをしようとか解決策を導き出そうとか思わず、「うんうん」と聴くだけで十分です。
自分の気持ちが特にそのとき明るい気持ちだというわけでもないのに、無理やり明るく振る舞うとかえって疲れますし、人がいなくなったときにさらに落ち込んだり、気持ちが沈んでしまうこともあるかもしれません。そして、まわりの人も、疲れている人を見たときは、無理やり明るく接するとかえってその人をさらに疲れさせてしまうことにもつながります。無理に明るくするのが必ずしもベストではないのです。
頑張り過ぎて疲れている人にとっては、無理に明るくすることは必ずしもベストな方法ではないのです。
頑張った結果報われれば、もちろんそれに越したことはないのですが、こういう人たちの「認められたい」欲求は底なし沼のようなところがあります。かなり頑張っても「まだ足りない」と思ってしまい、さらに頑張り、結果的に「頑張り過ぎて疲れ果ててしまう」ということにもなりかねません。実際に私はそういう人も見てきました。こういう人には、「あなたはそのままで十分役に立っているよ」「あなたはそのままで大丈夫だよ」というメッセージを繰り返し伝えていくことも大事なのだと私は感じます。
「頑張る」ことで成果を出してきたので、「頑張る」ことを手放すのが怖くなる気持ちもわかります。
「頑張る」ことで今まで成果を出してきた人が、「適度に休みを入れると、さらに効率よく頑張れる」ということが体得できるようになると、少し「頑張り過ぎ」の部分が薄れてくるかもしれません。